京都・河原町にて発酵イベント
「ビルごと熟成発酵体験」が開催！
発酵の魅力を満喫できる特別な9日間！

posted：2021.10.29

京都府河原町にある複合施設〈GOOD NATURE STATION〉で発酵イベントが開催されます。期間は2021年11月６日（土）～14日（日）まで。企画を手がけるのは、嵯峨嵐山にある発酵食専門店〈発酵食堂カモシカ〉。発酵のスペシャリスト達によるトークセッションや発酵ワークショップを開催するほか、各レストランではスペシャル発酵メニューが提供されます。ビル全館を通して発酵の魅力を満喫できる特別な９日間です。

オンライン参加も可能！
発酵のスペシャリスト達によるトークショー

まずは発酵業界の最前線で活躍する方々の特別講演やトークセッション（予約制）を開催。“発酵仮面”の異名を持つ東京農業大学名誉教授・小泉武夫さんによる講演「世界の発酵食品」ではマニアックな発酵話が聞けるかも。世界から注目される鳥取県智頭町のパン屋〈タルマーリー〉×〈発酵食堂カモシカ〉のトークセッションも必聴です。

トークセッションに登壇する鳥取のパン屋〈タルマーリー〉の渡邉格さん、渡邉麻里子さん

他にも、京都のしば漬け屋、種麹屋、米麹屋、漆作家の親子、塩のスペシャリスト、僧侶など、個性豊かな顔ぶれが登壇します。

●京都三大漬物の最古参
「しば漬けロマンと乳酸菌ミステリー」
11月6日（土）14時～15時
（株式会社辻しば漬本舗：代表取締役辻和豊×地方独立行政法人京都市産業技術研究所バイオ系チームチームリーダー和田潤）

●『発酵界の黒幕対談』
-種麹の菱六さんと黒麹の宮本さんクロストーク-
11月6日（土）17時～18時
（菱六もやし：代表助野彰彦×宮本農園・みやもと糀店：代表宮本貴史）

●「縄文由来の発酵素材『漆』を繋ぐ、
『漆』の進化福井錦壽（きんじゅ）の山岸親子を迎えて」
11月12日（金）16時～17時
（錦壽：漆作家山岸厚夫×山岸芳次）

●「No salt, No 発酵塩と発酵を語り尽くす丹後・太郎塩の池田さんを招いて」
11月13日（土）13時～14時
（善助：代表池田龍彦）

●「発酵する仏教ヒューマンコンポスティングの世界」
11月13日（土）17時～18時
（現代仏教僧：松本紹圭）

これらの講演やトークセッションはすべて参加費500円というお手ごろ価格。遠方に住む方でも、Zoomを利用したリアルタイムでの参加が可能です。

自家製に挑戦！発酵食ワークショップ

ぬか床ワークショップの様子（イメージ）

ワークショップ（一部予約制）では、実際に発酵食品を手づくりすることで、微生物や酵素がおいしさを生む不思議を体感できます。

「米麹の活用ワークショップ」「ぬか床ワークショップ」「へしこ解体ショー＆活用ワークショップ」「コンブチャワークショップ」など、どれもお土産つきなので、自宅でも発酵を楽しめるのがうれしいところです。

塩漬けにした青魚をぬか漬けにした福井の郷土料理「へしこ」

発酵させてつくる炭酸飲料「コンブチャ」

魅力的なワークショップがそろうなか注目したいのが「いぶすとかもすは兄妹かも♪〜発酵食の燻製体験ワークショップ」。創作線香ブランド〈サンガ・インセンス〉による線香の煙で燻製をつくるという希少な体験です。線香でいぶした生味噌、チーズ、麹納豆とは、果たしてどんな味なのでしょうか!?

そのほかにも、「醤づくり」「味噌玉づくり」「出張ぬか床クリニック」なども実施予定です。

プロから学ぶ発酵料理教室

ビル２階のレストランでは、シェフによる発酵調味料を使った料理教室（予約制）を開催します。中華料理店〈VELROSIER（ベルロオジエ）〉は甜麺醤（テンメンジャン）・豆板醤（トウバンジャン）・豆豉醤（トウチジャン）の仕込み方、３つの醤を使った本格中華料理のつくり方をデモンストレーション形式で伝授。

鉄板焼専門店〈BUONAGIO（ブォナージョ）〉は「普通のお肉をいかにおいしく食べるか」をテーマにお肉の扱い方のレッスンを行い、試食では醤や甘酒を使用した特製ソースでいただきます。

発酵にちなんだアイテム販売や発酵茶話会も開催

発酵イベントはまだまだいっぱい。ビル３階にあるセレクトショップ〈KA SO KE KI〉では、イベントにちなんで藍染・柿渋をテーマにしたアイテムを多数用意。館内レストランでは、発酵をテーマにしたスペシャル料理を提供します。

さらにビル４～９階にあるライフスタイル体験型ホテル〈GOOD NATURE HOTEL KYOTO〉のスイートルームでは、「発酵を暮らしに取り入れる」をテーマにした自由な茶話会を開催（予約制）。ラグジュアリーな気分に浸れる非日常な空間で、京都・ショコラの名店〈RAU〉のお菓子や発酵茶をいただく癒しのひとときです。