発酵ライフを楽しむ〈発酵手帳2023〉
2023年版は旬の食材情報がさらに充実!

posted:2022.11.25

発酵に特化した手帳〈発酵手帳2023〉が今年も発売されています。発酵文化推進機構が監修したその内容は、発酵調味料を使ったレシピや発酵にまつわるコラム、季節の食材の紹介などコンテンツが盛りだくさん。これ一冊に発酵の魅力がぎゅっと詰まっています。

2019年版の発売開始以来、毎年ブラッシュアップを重ねてきた発酵手帳。2023年版は「みょうが出回る」「赤じそ出回る」など発酵食の材料となる旬の食材の出回り情報がさらに充実し、自宅での発酵食品づくりにも役立つ内容となっています。

テーマは「発酵」の新感覚手帳

〈発酵手帳2023〉は文庫本サイズのコンパクトなサイズ感。表紙のデザインは白地に微生物をイメージした模様があしらわれ、スタイリッシュな印象です。

2022年12月~2024年3月までを掲載。年間ページ、月間ページ、デイリーページが用意され、用途に応じて予定を書き込むことができて便利です。

デイリーページは1日1ページ仕様、方眼マスで使いやすさを重視。180度フラットに開くので、手で押さえなくても書き込みやすいのがうれしいポイント。薄くて丈夫な高級紙は、なめらかな書き心地で気持ち良く使うことができます。

デイリーページの上部には、季節を表す名称「二十四節気・七十二候」や月の満ち欠けを表した「月齢」を掲載。季節の移ろいを慈しんでほしいという思いが込められています。

「納豆の日」「乳酸菌の日」といった発酵に関連した記念日を掲載するというユニークな内容も。毎日ページをめくるたびにワクワクした気持ちが湧いてきそうです。

365日分のコラムで発酵を学ぶ

1日1ページのデイリーページの欄外には、発酵に関するコラムを掲載。こちらは発酵好きの間で人気のWEBサイト「丸ごと小泉武夫食マガジン」で配信された内容で、発酵食レシピ、食材のミニ知識、季節の話題など、どれも興味深いものばかり。100文字程度の短いコラムなので、気軽に読むことができます。

例えば、発酵食レシピで紹介されていたのは「発酵カレー鍋」「山芋の納豆塩麹漬け」「手作りメンマ」など、一風変わった発酵おかずたち。「甘酒牛乳もち」「本みりんキャラメル」など、味の想像がつかないめずらしい発酵スイーツも登場し、好奇心を刺激されます。発酵食品を日常にとり入れるヒントが随所に散りばめられており、毎日新たな発見ができそうです。

発酵にまつわる話では「納豆菌はなぜ熱に強い?」「麹と糀の違いは何?」「発酵食品は腐らない?」など気になる疑問を解決。全国の発酵食に詳しい発酵学者・小泉武夫氏が通う飲食店、歴史にまつわる食情報も掲載されています。

多彩な発酵の世界が垣間見えるコラムは、きっと読むたびに「もっと深く知りたい!」と思うはず。そんな時はコラム横にある二次元コードをスマートフォンで読み込めば、WEBサイト「丸ごと小泉武夫食マガジン」の詳細記事にアクセスすることができます。

発酵食データベースや手づくりレシピつき

巻末付録も盛りだくさん! 「都道府県別発酵食品一覧」では、日本全国のご当地発酵食品約170種類を掲載しており、地域で育まれた食文化の豊かさを感じられます。「発酵食品の種類と特徴」は味噌、チーズ、パンなどの種類別データベースが読みごたえばっちり。まるで発酵食のミニ辞典のようです。

発酵食の手づくりにチャレンジしてみたい方に、うれしいコーナーも。甘酒や塩麹、醤油麹、糟床、柿酢などイラスト入りのレシピつきで、材料さえそろえば誰でも簡単につくることができます。季節の手仕事、発酵食づくりの記録に役立つメモ欄を活用しながら、ぜひ発酵食づくりを楽しんで。

発酵の多彩な魅力が詰まった〈発酵手帳2023〉。発酵食の多様さを学び、手づくり発酵食に親しむ充実のコンテンツぞろいで、さまざまな発見ができるはず。2023年の新たなスタートは〈発酵手帳2023〉で始めてみてはいかがでしょうか?

information

〈発酵手帳2023〉

文庫版サイズ(厚さ1.6×横10.5×縦14.8cm) 464頁
価格:本体2,200円(税込)
発行:株式会社IDP出版
購入サイト:https://www.amazon.co.jp/dp/4905130417/